ビューカードは、9点の特徴を持つクレジットカードです。
- Suicaがデポジット不要で使え、さまざまな方法でチャージできる
- モバイルSuicaの手数料が無料
- JR東日本グループで使うとポイントが多く付与される
- ポイント交換商品が多数
- 引き落とし日までの期間が長い
- JCB、VISA、Masterの国際ブランドに対応
- 新幹線もお得に乗れる
- 明細書の発行を止めることで、月々50円相当のポイントが貯まる
- 会員専用のクーポンや、施設の優待価格がある
以下、それぞれの特徴と注意点を解説します。
ビューカードの種類
2019年2月16日現在、ビューカードでは13種類のクレジットカードを発行しています。
今回は「ビュー・スイカカード」、「JRE CARD」の機能を中心に解説します。
ビューカードの基本的な6つの特徴
ビューカードの基本的な特徴は、以下の6点にまとめられます。
Suicaが搭載されているので、デポジットが不要
ビューカードには、Suicaが搭載されています。このため、通常Suicaを購入する際に必要なデポジット500円が不要。なおJRE CARDでは、Suicaなしのカードを選ぶことができます。
チャージの方法は3つ
ビューカードを使ったSuicaへのチャージ方法は、以下の3つ。
- VIEW ALTTE
- 多機能券売機
- パソリを使用してチャージ(あらかじめパソコンと、パソリが必要)
ビューカード「Suicaへのチャージ方法(ビューカードのクレジット決済)」
オートチャージが利用できる
ビューカード会員は、Suicaのオートチャージも利用できます。オートチャージとは、改札入場時・出場時に残高が不足する場合、あらかじめ決めた額を自動で入金できる機能。
この機能を利用できるエリアは、以下の通りです。
- 首都圏のSuica・PASMOエリア
- 仙台のSuicaエリア
- 新潟のSuicaエリア
カードが送られた時点では、チャージ残額が1,000円以下になると3,000円がチャージされる設定です。この設定は、いつでも何回でも変更できます。
ビューカード「Suica機能付きクレジットカードのオートチャージ設定・変更・停止方法」
なお他のクレジットカードでは、オートチャージは利用できません。
ビューカード「Suica定期券やMy Suica等でのオートチャージのご利用方法」
Suica定期券として使えるビューカードもある
ビューカードのなかには、以下の通り定期券機能を付けられるカードもあります。
- ビュー・スイカカード
- JRE CARD
- ビュー・スイカリボカード
- ルミネカード
カードの裏面に定期券の内容が印字されるため、多機能券売機で購入する必要があります。また、他社との連絡定期券も発行可能。
モバイルSuicaの手数料が無料
モバイルSuicaは年会費が必要ですが、ビューカードで決済する場合は年会費無料です。ただし2020年2月26日以降は、どのクレジットカードを使っても年会費無料に変わります。
JR東日本「モバイルSuica 一部サービスの変更および終了について」
JR東日本グループで使うと、ポイント還元率が高い
ビューカードを利用すると、JRE POINTが付与されます。
通常のポイント付与率は、利用額1,000円ごとに5ポイント(5円相当)と高くありません。しかしJR東日本やグループ店舗で利用すると、還元率が高くなります。
主なポイント還元率は、以下の通り。
利用箇所・利用商品 | 還元率 | 備考 |
乗車券・指定券・定期券など | 1.5% | JR東日本の駅で購入した場合に限る |
Suicaへのチャージ | 1.5% | |
モバイルSuica特急券 | 1.5% | |
JR東日本国内ツアー商品 | 1.5% | |
JRE CARD優待店 |
JRE CARD:3.5% 「ビュー・スイカ」カード:1% |
JRE POINT番号の記載がないカードは対象外 |
ポイント交換商品が充実
ビューカードでは、多数の交換商品が用意されています。
主な交換商品は、以下の通り。
交換商品 | 交換内容 | 備考 |
JRE POINT加盟店 | 1ポイント=1円で利用可 | |
Suicaへのチャージ | 1ポイント=1円換算 | |
Suicaグリーン券 | 600ポイント | 首都圏の普通列車グリーン車用 |
VIEWカード・グリーン車利用券 | 2,000ポイント | 新幹線・特急列車用 |
メトロポリタンホテルズ共通利用券
(2,000円相当) |
1,500ポイント |
別にJRE POINTカードを持っているかたは、ポイントを合算することも可能です。
引き落としは翌々月の4日と長め
ビューカードは、当月1日から末日までの利用分が、翌々月4日に引き落しされます。
従って最長65日後の支払い(7月1日、12月1日利用分の場合)となり、他のクレジットカードと比べても引き落としまでの期間が長いのが特徴です。
国際ブランドは3種類
ビューカードの国際ブランドは、
- JCB
- VISA
- Master
の3種類が用意されています。但しカードによっては、国際ブランドが指定される場合もあります。
ビューカードをもっと活用できる3つの特徴
ビューカードにはJR東日本やSuicaへのチャージで使う以外にも、得する使い方があります。
ここでは、3点の特徴について解説します。
新幹線がお得に乗れる
ビューカードを利用することで、お得な価格で新幹線を利用できます。割引内容は、新幹線により異なります。なお九州新幹線向けの割引はありません。
モバイルSuica特急券で、JR東日本の新幹線がお得
以下にあげる新幹線を利用する場合は、モバイルSuicaに登録すると、お得な「モバイルSuica特急券」が利用できます。
- 東北・北海道新幹線
- 秋田新幹線
- 山形新幹線
- 上越新幹線
- 北陸新幹線
当日でも購入できる点が魅力ですが、発売は2019年度末までです。
JR東日本「モバイルSuica特急券(モバトク・スーパーモバトク)の購入方法」
JR東日本「モバイルSuica 一部サービスの変更および終了について」
エクスプレス予約も利用できる
東海道・山陽新幹線を利用する場合は、モバイルSuicaで手続きをすることで、JR東海・JR西日本の「エクスプレス予約」が利用できます。
利用料金はビューカードで決済されるため、別途JR東海・JR西日本のエクスプレスカードを持つ必要がありません。但し「エクスプレス予約」年会費として、JR東海から1,080円が請求されます。
JR東日本「モバイルSuicaにご登録の「ビューカード」でエクスプレス予約を利用する」
明細書の発行を止めると、JRE POINTが毎月50ポイントもらえる
紙の明細書の発行を止めてWebの「VIEW’s NET」で確認することで、JRE POINTが毎月50ポイント(50円相当)加算されます。
さまざまな割引サービスがある
ビューカード会員にはクーポンや優待価格といったかたちで、さまざまな割引サービスが提供されます。
VIEWありがとうクーポンがもらえる
ビューカードの請求書と一緒に送られる「VIEW’s news」には、「VIEWありがとうクーポン」という割引券がついています。クーポンを利用することで、以下の店舗などで割引が受けられます。
- リラクゼ
- ベックスコーヒー
- Edy’s Bread
なおWebで明細書を確認している方は、VIEW’s NETの会員ページからクーポンを印刷してください。
提携各店で優待サービスが受けられる
ビューカードを利用することで、JR東日本ホテルズなどの提携店舗でも割引などが受けられます。
また期間限定となりますが、以下のようにビューカード会員が利用可能な特別プランも用意されます。
- ホテルやレストランの特別プラン
- ミュージカルや歌舞伎などのチケットが優待価格になる
ビューカードを使う上でのポイント
ビューカードを使う上では、知っておきたいポイントが2点あります。
年会費がかかるカードが多い
ビューカードの多くは、多少なりとも年会費が必要です。例外としては、以下のカードがあります。
カード名 | 年会費 | 備考 |
「ビュー・スイカ」リボカード | 無料 | リボルビング払い限定 |
ビックカメラSuicaカード | 実質無料 | 前年に利用がない場合は、年会費477円(税抜)が必要 |
新規に発行されるカードでは、キャッシングは利用できない
2009年4月1日以降に契約し、新規に発行されたビューカードでは、キャッシング機能が利用できません。
ビューカードでキャッシングサービスを利用することはできますか?
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