ポケットカードでは、P-oneカードを発行しています。カードの特徴は、以下の通りです。
- 一般カードは、P-oneカード<Standard>とP-one Wizの2種類
- 利用日に関係なく、利用額に対して1%の割引が受けられる
- ポイント還元率は0.3%前後と高くないが、請求額から1%引きを考慮するとかなりお得
- P-oneカード<Standard>は通常ポイントが付与されない
- P-one Wizは支払額に応じてポイントが付与される一方、リボ払い専用
- キャッシングでも、後日リボ払いへの変更が可能
- 旅行に関するサービスが充実しているが、旅行傷害保険はない
- ETCカードや2回払いの利用でも、手数料が必要
以下、ポケットカードの特徴について解説します。
ポケットカードの基本情報
ポケットカード(一般カード)には、P-oneカード<Standard>と、P-one Wizの2種類があります。
それぞれの基本情報は、以下の通りです。
一般カードに共通する機能
ポケットカード共通の機能を、以下の表の通りです。
項目 | 内容 |
国際ブランド | VISA、Master、JCB |
年会費 | 無料 |
割引特典 | カード請求時に1%引きとなる |
申込資格 | 18歳以上で安定した収入がある人、または配偶者 |
カード付帯保険 |
|
追加カード | ETCカード、家族カードの追加が可能 |
キャッシング支払方法 |
|
カードにより、選べる支払方法が異なる
P-oneカード<Standard>とP-one Wizでは、ショッピング代金の支払方法が異なります。それぞれの違いは、以下の表の通りです。
項目 | 手数料 | P-oneカード<Standard> | P-one Wiz |
リボ払い | カードにより異なる | 実質年率17.95% | 実質年率18.00% |
1回払い | 手数料不要 | 利用可 | 利用不可 |
ボーナス一括払い | 手数料不要 | 1万円以上 | 利用不可 |
ボーナス2回払い | 実質年率5.03%~13.39% | 3万円以上 | 利用不可 |
分割払い | 実質年率17.95% | 2回~36回 | 利用不可 |
また締め日と支払日は、以下の通りです。
支払方法 | 締め日 | 支払日 |
ショッピング1回払い | 毎月1日 | 締め日後の翌月1日 |
上記以外 | 毎月末日 | 締め日後の翌々月1日 |
従って毎月1日にポケットカードを使った場合、支払日は以下のように変わります。
- ショッピング1回払いの場合:翌月1日の支払い
- ショッピングリボ払いの場合:翌々月1日の支払い
なおP-one Wizでは、あと決め払いで「ずっと全額コース」を選ぶことにより、ショッピング利用分の支払手数料が0円となります。このため、実質的に1回払いとしての活用も可能です。
ポイントプログラムの特徴
ポケットカードのポイントプログラムには、いくつかの特徴があります。ここでは貯め方と交換商品について解説します。なおポイントの有効期間は、獲得から最長2年です。
ポイントの貯め方は、カードごとに異なる
主な特徴は、以下の通りです。
ポイントの区分 | P-oneカード<Standard> | P-one Wiz |
基本ポイント | 付与なし | 1,000円ごとに1ポイント |
ポケットモール利用ポイント | 付与あり | 付与あり |
ボーナスポイント | 付与あり | 付与あり |
ポケットモールやボーナスポイントの付与率は、利用先の店舗により異なります。
豊富な交換商品から選べる
貯めたポイントは、以下のような豊富な交換商品から選ぶことができます。
- 現金でのキャッシュバック
- Tポイントやdポイント、WALLETポイント、Gポイントへの交換
- 商品券(ユニー、Amazon、ベルメゾン、VJAギフトカード、QUOカードなど)
- ホテル、食事券
- 各種商品(ギフトカタログを利用)
交換レートは、1ポイント=3円のものが多いです。このため還元率は0.3%となり、他のカードよりは低めになっています。ただし「請求時に1%引き」のサービスとあわせると、他のカードよりもお得です。
ポケットカードのメリット
ポケットカードには、大きく3点のメリットがあります。それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
利用日に関わらず、請求時に1%引き
ポケットカードは利用日に関わらず、請求時に1%引きとなる点が大きな魅力です。自動的に1%引きとなるため、ポイント交換などの手間が不要になります。
加えて本会員なら年会費が無料なため、どのような方でもお得です。
1%引き対象外のサービスに注意
以下の利用代金は、請求時1%引きの対象外になります。
- サンリブ、マルショク、ポケットカードトラベルセンターでの利用
- 電子マネーチャージ、金券類、生損保等の各種保険料、ETCカード
- キャッシング
旅行に関するサポートも充実
ポケットカードでは、旅行に関するサポートも充実しています。
旅行代金やレンタカーの割引サービスがある
ポケットカードでは、旅行に関する割引サービスが受けられます。
項目 | 割引内容 |
ポケットカードトラベルセンター | 旅行代金から3~8%割引 |
レンタカー | 以下のレンタカー基本料金が5%割引
|
海外で困っても、専用電話で相談できる
ポケットカードでは海外旅行者の専用電話「ポケットワールドデスク」を設置しており、以下のサービスを提供しています。
- カードの盗難・紛失の手続き
- パスポート等の盗難・紛失や、病気・けがの際に必要な連絡先の案内
- 現地での必要な情報を提供(ATM、気候、為替レートなど)
- 現地でのホテル・レストラン、公演チケットの手配
ただし、受付時間は日本時間の9時~18時までに制約されます。
ショッピング・キャッシングとも、後日リボ払いへ変更可
ポケットカードではショッピングだけでなく、キャッシング利用分も後日リボ払いへの変更ができます。変更手続きは「あとリボくん」サービスを利用します。
P-one Wizでのショッピングは自動でリボ払いとなりますが、支払額は「あと決め払い」を利用し、後で決められます。また「リボゾー」サービスを利用し、余裕のある月に多く支払うことも可能です。
ポケットカードのデメリットや注意点
ポケットカードは請求時1%引きが魅力である一方、他社にはみられないデメリットや注意点も多いです。特に注意が必要な点については以下の通りです。
Web明細であるため、請求額のチェック漏れに注意
ポケットカードはWeb明細が基本となるため、カード利用明細書が郵送されません。従って月々の支払額は、カード会員専用サイトにログインして確認する必要がありいます。
旅行傷害保険はない
一般のポケットカードには、旅行傷害保険は海外・国内ともに付帯していません。このため旅行時の保険は、別途契約が必要です。なお国際ブランドがJCBの場合は、「JCB海外お買い物保険」が利用できます。
ETCカードや2回払いは手数料が必要
ポケットカードでは他社と異なり、以下の手続きには手数料がかかります。
- ETCカードの発行時や更新時(税抜1,000円)
- 2回払いの利用(実質年率17.95%)
P-oneカード<Standard>の注意点
P-oneカード<Standard>の活用には、以下の点にも注意が必要です。
ポイントを貯めるチャンスは限られるため、ポイントの失効に注意
ポイントプログラムの項目で解説した通り、P-oneカード<Standard>では通常ポイントのみ付与されます。このため、ポイントを貯められるチャンスは限られてしまいます。
またポイントの有効期限は最長2年なので、失効にも注意が必要です。
家族カードは2年目以降、手数料がかかる
P-oneカード<Standard>の家族カードは2年目以降、毎年200円(消費税抜き)の手数料がかかります。ランニングコストを節約するためには、家族も本会員として入会することも1つの方法です。
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