JCBカードは、主要な国際ブランドJCBが発行するクレジットカードです。
JCB一般カードの主な特徴は、以下になります。
- 年会費が1,250円(消費税別)必要
- ボーナス一括払いのほかに、支払いを数か月後に遅らせる「スキップ払い」も利用可
- リボ払いの支払い方法は、定額コースと残高スライドコースから選べる
- ポイントプログラム「Oki Dokiポイント」があり、交換先が豊富
- 会員限定のチケットや、ディズニーに関する特典がある
- 海外で使う際の保険や特典、サポート体制が充実
それぞれの特徴について解説します。
JCBカードの基本的な情報
JCBの一般カードは、「JCB ORIGINAL SERIES」という名称です。
カードの基本的な情報を、3点にわけて解説します。
支払い方法は6種類
JCBカードの支払い方法は、以下の6種類があります。
ボーナス一括払いや、リボ払いなどもあります。リボ払いは、毎月の支払額がほぼ一定になる仕組みです。分割払いは、自分の希望に合わせて支払い回数を選べます。
支払方法 | 手数料(実質年率) | 備考 |
1回払い | 不要 | – |
2回払い | 不要 | 海外での利用不可 |
ボーナス一括払い | 不要 | 海外での利用不可
夏は8月10日、冬は1月10日に支払い |
リボ払い | 8.04%~18.00% | 定額コースと残高スライドコースがある |
分割払い | 7.92%~18.00% | – |
スキップ払い | 7.92%~18.00% | 変更前の支払い月から変更後の支払い月の期間について、手数料が必要 |
このうち「スキップ払い」とは、1回払いの支払い月を最長6カ月先まで変更できる支払い方法です。
手数料は必要ですが、ボーナス一括払いの代わりとして使うことができます。さまざまな支払い方法があるので、自分にあったやり方を選べますね。
締め日と引き落とし日
JCBカードの締め日は毎月15日、引き落とし日は翌月10日です。引き落とし日が土日祝の場合は、翌営業日になります。
年会費は原則として必要
JCB一般カードの年会費は、以下です。ETCスルーカードも無料で作れるので、とてもお得です。
カード種別 | 年会費(税別) | 備考 |
本会員 | 1,250円 | オンライン入会で初年度年会費無料 |
家族会員 | 400円 | 本会員が無料の場合は、家族会員も無料 |
ETCスルーカード | 無料 | カード1枚あたり、1枚のみ発行可 |
以下2つの条件を満たすと、入会の翌年度以降も年会費が無料です。
- 年会費支払い月の前々月19日までに、「MyJチェック」に登録
- 年間のショッピング利用額が税込50万円以上
「MyJチェック」とは、WEB明細サービスのことで、無料で利用できます。
JCBで発行するETCカードにはどのような種類がありますか?
JCB一般カードの特徴
JCB一般カードの主な特徴は4点あります。それぞれ解説します。
ポイントプログラムがある
JCBカードには、ポイントプログラム「Oki Dokiポイント」があります。毎月の利用額1,000円ごとに、1ポイントが貯まります。
支払う方法によって、ポイントの付与月がかわるのでその点は注意しましょう。ショッピングの1回・2回払いでは支払い月に付与になります。
店舗やネットショッピングサイトによっては、最大20倍のポイントが獲得できる場合や、ポイントが当たるキャンペーンもあります。
ポイントは、獲得から2年間有効です。
さまざまな商品などと交換できる
ポイントの交換先は、以下から選べます。交換レートは、交換先により異なります。
- Amazonギフト券
- マイルや他社のポイント
- 電子マネー
- スターバックスカード
- 商品
Tポイントなど、さまざまな提携先ポイントにも交換できます。せっかく貯めたポイントを使わずそのまま放置、ということもなくなります。
髙島屋や大丸など、一部の百貨店などでは「Oki Dokiポイント即時交換サービス機」を利用し、すぐに商品券や電子マネーへの交換もできます。
ホームセンターにも設置があるので、とても便利ですね。
カードの支払い金額や、Amazonの購入金額に充当できる
Oki Dokiポイントは、以下の代金にも1ポイントから充当できます。
貯まったポイントを、カードの支払いに利用できるお得なキャッシュバックです。ネット通販大手のAmazonでも、1ポイントを3.5円の支払いにできます。
充当先 | 交換レート |
JCBカードの支払い金額 | 1ポイント=3円 |
Amazonの購入金額 | 1ポイント=3.5円 |
まさかのための保険が付帯
JCBカードでは万が一に備え、
- 「旅行傷害保険」
- 「ショッピングガード保険」
が自動でつきます。
国内用・海外用の旅行傷害保険がある
JCBカードは、旅行傷害保険が自動でつきます。保険の適用になるには、以下の条件が必要です。
- 旅行費用をJCBカードで決済
- MyJチェックを利用
旅行傷害保険は、国内用と海外用にわかれていて補償内容は異なります。補償がついていると、いざというときに安心です。
保険名 | 保険の種類 |
国内旅行傷害保険 | 死亡
後遺障害 |
海外旅行傷害保険 | 死亡
後遺障害 病気やけがの治療 賠償責任 救援者費用 携行品損害 |
海外で購入した物は、ショッピングガード保険の適用対象
JCBカードを使って海外で購入した物品は、ショッピングガード保険の対象になります。
補償を受けるには、以下の条件があります。
- 購入額が1万円以上(自己負担額は1万円)
- 上限額は100万円
- 購入日から90日以内に、偶然の事故によって損害を受けた場合に補償
一方、自動車やコンタクト、食料品など、カードを使って購入しても対象外となる商品もあります。詳しくはショッピングガード保険のページをみてくださいね。
会員限定のチケットや特典がある
JCBカードを持っていると、有名な演劇や音楽などのチケットが割引で購入できるなどの優待があります。前方の席が確約されたり、お土産やイヤホンガイドがついたりもします。
ディズニーに関する特典がある
JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーなので、以下の特典があります。
- JCBオリジナルのメッセージカードなど、ディズニーコンテンツ
- 東京ディズニーリゾートのチケットが抽選で当たる(応募が必要)
ディズニーデザインのカードの発行もできます。ディズニーファンには見逃せない内容が盛りだくさんです。
キャッシングも可能
JCBでは、JCBやcirrus(シーラス)のマークがついたATMでキャッシングが可能です。
キャッシング条件は、以下になります。利率は、いずれも実質年率15.00~18.00%です。
利用箇所 | 返済方法 | 備考 |
国内 | リボ払い、1回払い | 1回払いからリボ払いへ変更可 |
海外 | 1回払い | リボ払いへの変更は不可 |
海外でもキャッシング可能です。海外のATMから現地通貨を引き出せ、海外旅行中に役立ちます。
また国内外関係なく、キャッシングを利用するときは、返済方法や条件などもよく確認しておきましょう。
海外で使う場合の特典やサポートが豊富
JCBは、海外で使う際の特典やサポートも豊富です。海外旅行傷害保険のほかにも、以下の特典やサポートがあります。
海外ショッピングのポイントが2倍
海外でJCBカードを利用すると、ショッピングポイントが2倍になります。登録無料の「MyJチェック」を利用していることが条件です。
海外の加盟店には、オンラインショッピングも含まれますので、お得にポイントを貯めてくださいね。
日本語で相談できる窓口を設置
JCBでは海外でも日本語で相談できる窓口「JCBプラザ」を開設しています。以下のサービスを提供しています。
- 観光情報の案内
- ホテルやレストランなど、JCB加盟店の案内や予約
- JCBカードの紛失・盗難の対応
- Wi-Fiの無料サービス
JCBのトラベルサービスは、海外出発前や現地滞在中を快適にしてくれます。
万が一のために、24時間いつでもつながる「JCBプラザコールセンター」も利用できます。日本語対応の窓口なので、しっかりと用件を伝えられます。
JCBプラザ ラウンジが使える
一部の都市にはJCBプラザラウンジが設置されており、以下のサービスが利用できます。
- JCBプラザのサービス
- ドリンクサービス
- 現地のガイドブックや情報誌の閲覧
- インターネット、プリントアウト、マッサージ機の利用が無料
- 荷物の当日中一時預かり
JCBプラザラウンジは、以下の9都市で利用できます。
海外でも、インターネットやプリントアウトなどのちょっとした用事を済ませたり、ほっとひと息つけたりできる場所があるのは、とても安心できますね。
地域 | 都市名 |
アジア | ソウル、香港、台北、シンガポール、バンコク |
アメリカ | ロサンゼルス、ホノルル、グアム |
ヨーロッパ | パリ |
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