電子マネーとクレジットカードには、それぞれメリットとデメリットがあります。
以下にあげるように、使い分けが重要です。
電子マネーでの 支払いがよいケース |
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クレジットカードでの 支払いがよいケース |
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今回は、電子マネーとクレジットカードについて解説し、おすすめの使い方をご紹介します。
電子マネーとクレジットカードは、使い分けが重要
電子マネーとクレジットカードには、それぞれ特徴があります。
場面によって使い分けるのが、うまく使う秘訣です。
電子マネーとクレジットカードは、メリットとデメリットがある
電子マネーとクレジットカードの、メリットとデメリットを解説します。
電子マネーのメリットとデメリット
電子マネーの主な特徴は、以下になります。
メリット |
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デメリット |
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使えない場所 |
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クレジットカードのメリットとデメリット
クレジットカードの主な特徴は、以下になります。
メリット |
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デメリット |
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使えない場所 |
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電子マネー搭載のクレジットカードが便利
電子マネー搭載のクレジットカードを持つと、1枚で両方の支払方法に対応できて便利です。
一例として、以下のカードがあります。
ただしこの場合は、店頭で必ず支払方法を指定する必要があります。
電子マネーを使ったほうがよいケース
電子マネーを使うほうがよい場面は、以下の4つのケースが代表的です。
数百円以下の少額決済や、急いでいる場合
クレジットカードは、決済ごとにサインするのが原則です。
しかし数百円以下の支払いのときに、サインや暗証番号を入力するのは面倒です。
コンビニなどで急いでいるときは、電子マネーでサッと会計したいケースも多いです。
上記ケースでは、電子マネーが最適です。
公共交通機関の利用は、電子マネー利用がスムーズ
鉄道会社やバスは、電子マネー対応済でも、クレジットカード支払いは未対応の会社も多いです。
電子マネーは、改札機にタッチすると支払いが完了します。
クレジットカードは、切符を購入するひと手間があります。
公共交通機関の利用には、電子マネーを使うとスムーズです。
電子マネーとクレジットカード両方のポイントがつく場合
クレジットカードが利用できる店舗でも、いったん電子マネーにチャージしたうえ、電子マネーで支払うほうが、お得になるケースがあります。
代表的な例に、以下があげられます。
お得になる使い方の例 | クレジットカード単独の還元率 | クレジットカード+電子マネーの還元率 |
ビューカードでSuicaにチャージ |
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イオンカードセレクトでWAONにオートチャージ |
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クレジットカードが利用できない方の場合
なんらかの事情でクレジットカードを持てないとき、キャッシュレス決済には電子マネーが有力です。
主なケースを2つ取り上げ、解説します。
小学生や中学生、高校生の子どもに使わせる場合
高校生以下の子どもは、クレジットカードへの入会はもちろん、家族カードも作れません。
電子マネーは、高校生以下でも使えます。
JR東日本などでは、小学生専用の電子マネーも発売しています。
ブラックリストに入った場合など、クレジットカードを利用できない場合
ブラックリスト入りの方や、カードの利用枠を使い切った方は、クレジットカード決済がむずかしいです。
このような方でも、プリペイド型の電子マネーなら審査不要で利用できます。
ポストペイ型の電子マネーは、「SMBCデビット」に紐づけたiDなど、クレジットカードと紐づけないものに限られます。
クレジットカード決済をおすすめするケース
クレジットカード決済をおすすめするケースは、以下の6つが代表的です。
5万円を超える決済の場合
多くの電子マネーでは、決済金額の上限が5万円程度です。
主な電子マネー | チャージできる最高額 |
Suica、ICOCA、PASMO | 2万円 |
nanaco | 5万円 |
WAON | 5万円 |
楽天Edy | 5万円 |
クレジットカードでは、利用限度額が5万円程度のケースは少ないです。
電子マネーの上限額を超える金額でも、クレジットカードなら決済できます。
インターネットショッピング利用の場合
インターネットショッピングでは、クレジットカードでの支払いが一般的です。
国際ブランドがあれば、多くのショッピングサイトで利用できます。
電子マネーでの支払いは、一般的ではありません。
継続して発生する料金の支払いに使う場合
毎月継続して支払う必要がある料金にも、クレジットカード決済は適しています。
一例として、以下のような料金があげられます。
- 携帯やスマホの通話料
- 電気、ガス、水道などの公共料金
- 定期購読の雑誌や、各種会費
- 塾やスポーツクラブなどの会費
高速道路をよく利用する方
ETCカードは、クレジットカードに付帯します。
高速道路をよく利用する方は、ETCカードを使うと、以下のメリットがあります。
- 料金所をスムーズに通行できる
- 通行料金が割引になる場合がある
なお通行料金は、後日クレジットカード会社からの請求になります。
海外で利用する場合
電子マネーは、国内での利用に限られます。
クレジットカード決済は、海外でも幅広く利用できます。
海外で買い物する方は、クレジットカード決済がおすすめです。
利用実績に応じて、優遇を受けたい方
クレジットカードの中には、利用実績に応じて、以下のような優遇があるカードも多いです。
- 年会費が割引、または無料(例:MUFGカード スマート)
- ポイント付与率や割引率がアップ(例:ミレニアムカードセゾン)
- 上得意様専用の割引案内(例:UCSカード)
- ゴールドカードへの招待状(例:イオンカードセレクト)
ポストペイ型の電子マネーでも、利用代金をクレジットカード決済するなら、上記優遇を受けられる場合があります。
プリペイドタイプの電子マネーは、いくら使っても優遇はありません。
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