一般のクレジットカードとゴールドカードでは、以下の点に違いがあります。
一般のカード | ゴールドカード | |
特典内容 | カード会社標準の特典 | 一般カードよりも種類が多く、お得な特典が多い |
利用枠 | 100万円以下が多い | 100万円以上も可能 |
社会的信用 | 特に高いとはいえない | 一般カードよりは高い |
電話窓口 | 全会員が利用できる電話番号のみ | ゴールドカード専用の電話窓口が使える |
年会費 | 無料のカードもある 有料でも1,000円台までがほとんど |
ほとんどが有料 1万円を超えるカードも多い |
申込可能年齢 | 18歳以上が多い | 20歳以上が多い 一部30歳以上のカードもある |
審査 | 安定した収入があり、信用情報に問題がなければ通過する場合が多い | 安定した収入かつ、最低でも200万円程度は審査通過のために必要 |
以下、項目ごとに分けて比較します。
ゴールドカードとは?その特徴を解説
ゴールドカードは、以下の特徴を持つクレジットカードです。
グレードが高い
ゴールドカードは、一般カードよりグレードがワンクラス上のクレジットカードです。年会費は高額となり、審査も厳しい場合が多くなっています。その一方、一般カードよりも特典は多種多様。
表面が金色の場合が多い
ゴールドカードはその名の通り、表面が金色の場合が多いです。これは一般カードの表面が各社さまざまである点と対照的。
ゴールドカードの入手方法は主に2通り
ゴールドカードを持つ方法は、以下のどちらかが主流です。
- 一般カードから切り替えの手続きを行う
- 直接ゴールドカードを申込む
年会費は原則として有料、かつ一般カードと比べて高額
一般カードは、年会費無料のカードも多数あります。また年会費が有料の場合でも、1,000円台までが多いです。
一方でゴールドカードの年会費はほとんどが有料で、安くても数千円、高いと1万円を超える場合も少なくありません。
但しゴールドカードによっては、初年度に限り年会費が無料というカードもあります。
年会費には3種類の区分がある
ゴールドカードの年会費は、おおむね以下の3種類に分けられます。
年会費額 | 特徴やカードの例 |
2,000円~3,000円前後 | いわゆる「格安ゴールドカード」。 MUFGカード ゴールド、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD、SuMi TRUST CLUB エリートカードなど |
3,000円~6,000円前後 | 20代限定のカードに多い。安価だが、付帯サービスや補償が充実。 JCB GOLD EXTAGE、三井住友VISAプライムゴールドなど |
1万円以上 | 本格的なゴールドカード。 JCBゴールドカード、三井住友VISAゴールドカード、SuMi TRUST CLUB ゴールドカードなど |
格安ゴールドカードは、年会費1万円以上のカードに比べて、以下の通り機能が限定される場合が多いです。
- 利用できる空港ラウンジが少ない、または利用不可
- 旅行傷害保険やショッピング保険などの補償額が少ない
- ゴールドカード会員専用の電話が設けられていない
- 利用枠が絞られる
招待制なら、年会費無料の場合もある
ゴールドカードには、招待制のものもあります。該当するカードのうち、以下のカードは年会費が無料です。
カード名 | 招待基準 | 備考 |
イオンゴールドカード | カードショッピング100万円以上が目安 | |
エポスゴールドカード | 非公表 但し、目安は年間50万円以上 |
招待なしで入会の場合は、年会費5,000円 |
セブンカード・プラス(ゴールド) | 非公表 但し、目安は年間100万円以上 |
Zaiの記事
一方で、特典内容は以下の通りさまざまです。
カード名 | 特典内容 |
イオンゴールドカード | ・羽田、成田など、国内6空港のラウンジが無料 ・イオン各店に設置の「イオンラウンジ」が利用可 ・各種保険が無料で付帯 |
エポスゴールドカード | 一般的なゴールドカードと同様の特典 |
セブンカード・プラス(ゴールド) | ・ショッピングガード保険(国内)が付帯 ・年会費500円(税抜)が永年無料 |
一般のクレジットカードとの違い
ゴールドカードは一般のカードと比較して、以下に示す違いがあります。
特典が多種多様
ゴールドカードを持つ方は、以下のように多種多様な特典が受けられます。
特典の項目 | 特典の内容 |
空港のラウンジ | 指定された空港に設置されているラウンジが利用できる |
レストランなどの提携施設 | ・無料、または割引価格での利用 ・特典がつく ・優先的に予約できる |
ポイント | 一般カードよりもポイント付与率が高い また、ポイントの有効期間も長くなる |
保険の補償額 | カードに付帯する保険の補償額が、一般カードと比べて高額となる |
利用枠が多くなる
ゴールドカードは、100万円を超える高額な利用枠を得られる場合も多いです。一般カードと比べて高額なため、多額の買い物でもカード決済が可能。
高い信用が得られる
ゴールドカードを所持できることは、それだけの経済力を持っていることを示しています。このため、高い信用が得られるのです。
特に海外旅行の際には、ホテルや店舗などでスムーズなサービスを受けやすいです。
ゴールドカード会員専用の電話窓口を利用できる
年会費1万円以上のゴールドカードでは、専用の電話窓口を利用できることが多いです。専用の電話窓口は一般向けの窓口よりも待たされず、かつ丁寧なサービスが期待できます。
ゴールドカードのデメリット
ゴールドカードは一般のクレジットカードよりもメリットは多いです。一方で、もちろんデメリットもあります。主なポイントを3点取り上げ、解説します。
一般カードと比較して、年収の条件や審査が厳しい
ゴールドカードは、一般カードと比べて審査が厳しくなっています。
このため一般カードをお持ちの場合でも、ゴールドカードの審査に通るとは限りません。但し最近は年収300万円以上であれば、多くのゴールドカードで審査に通過する場合が多いです。
特に格安ゴールドカードでは契約社員やフリーターの方、また年収200万円前後の方でも審査に通過する場合があります。
年齢制限が一般カードよりも厳しい
一般カードは18歳以上で申し込めるものが多いです。一方、ゴールドカードを申し込める年齢はさまざま。20歳や22歳以上とする場合や、なかには30歳以上を条件とするカードもあります。
SuMi TRUST CLUB エリートカード(申込は22歳以上)
一般のクレジットカードとゴールドカード、どちらがおすすめ?
ここまで、一般カードとゴールドカードについて比べ、解説しました。それぞれおすすめする方は、以下の通りです。
一般のクレジットカードを推奨する方
一般カードを推奨する方は、以下の通りです。
- 年会費をなるべく抑えたい方
- カードをあまり使わない方
- 年収が少ない方
ゴールドカードを推奨する方
ゴールドカードを推奨する方は、以下の通りです。
- 特典に魅力を感じ、ぜひ使ってみたいと思う方
- 高額な利用枠を希望する方
- 上質なサービスを受けたい方
- 旅行や出張が多い方
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