初心者向けのクレジットカードは、以下2点のどちらか、もしくは両方にあてはまるものがおすすめです。
- 年会費無料
- ポイント還元率が高い(1%以上)
それぞれの理由や、おすすめのクレジットカード、申し込むときの注意点をご紹介します。
年会費無料のクレジットカード
年会費無料のクレジットカードなら、カードを持つのにお金はかかりません。カードの利用ペースや、特典の活用方法をこれから把握する初心者には、年会費無料のカードが安心です。
年会費がかかると、カードを無駄に使ってしまう恐れがある
年会費がかかるクレジットカードだと、年会費の元を取ろうとして無駄な出費をするリスクがあります。年会費がかかる場合は、カード使用の有無とは関係なく年会費が必ず発生します。
たとえば三井住友VISAクラシックカードは、年会費は通常1,250円(税抜)です。
クレジットカード初心者の場合、どのくらいのペースでカードを使うかまだよくわかりません。
カードの所有が負担にならない年会費無料のクレジットカードを選び、自分の使い方をまず見極めましょう。
年会費がかかるカードは、特典を踏まえて検討する
年会費のかかるクレジットカードを選ぶ場合は、カードの各種特典を詳しく確認しておくことが大切です。
- 旅行傷害保険
- ショッピング保険
- 盗難・紛失保険
- 提携店舗でのポイント還元率アップ・割引
- 対象店舗での優待サービス
以上のような特典を活用し、年会費以上の還元があるなら、年会費がかかるカードを選んでも問題ありません。
カードの特典内容を確認しても、自分では活用しない場合は、年会費無料のクレジットカードを選んだ方がよいですね。
ポイント還元率が高いクレジットカード
ポイント還元率の高さ=クレジットカードのお得度になります。ポイント還元率は、年会費と合わせて重視したい点です。
ポイントはカードによって
- 「利用金額200円につき1ポイント」
- 「100円につき1ポイント」
など貯まるペースが異なります。
利用金額に対して無駄なくポイントを貯めたい場合は、楽天カードなどの「100円につき1ポイント還元」の還元率が高いクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
ポイント還元率が高いと、景品と交換するペースが早まる
ポイント還元率が高いクレジットカードなら、景品を交換するペースも早くなります。
1,000ポイントを貯めると1,000円分のギフト券が手に入るクレジットカードが2種類あったとして、還元率は0.5%還元と1%還元とします。
0.5%還元のカードを使うなら、20万円使用しないと景品と交換できません。1%還元のカードなら、半額の10万円で交換できます。
交換できる景品・提携ポイントの豊富さも大事
交換できる景品や、提携ポイントの種類が多いことも還元率の高さと合わせて重視したい点です。
ポイントをたくさん貯めても、自分にとって不要なものしか選べない場合は、貯める意味がありません。
初心者におすすめのクレジットカード
- 「年会費無料」
- 「高還元率」
の2つを満たすクレジットカードは、国内にたくさん存在します。2つの条件を満たし、特におすすめするのは以下の3つのカードです。
- 楽天カード
- Orico Card THE POINT
- リクルートカード
年会費無料・楽天市場で3%以上還元の楽天カード
楽天カードは年会費無料で、ポイント還元率1%のクレジットカードです。
楽天カードは楽天市場で利用すると、最大3倍のポイント還元があります。楽天ユーザーにとっては、還元率が特に高いカードです。
貯めたポイントは、楽天市場などの楽天スーパーポイント加盟店で1ポイント単位で使用できます。さらに楽天カードは、楽天ポイントカード機能もあります。
マクドナルドやくら寿司など、街中にある楽天ポイントカードの加盟店で支払いに使えば、ポイントカード機能とクレジット決済により、ポイントが二重につきます。
年会費無料・6ヶ月間2%還元のOrico Card THE POINT
Orico Card THE POINTは年会費無料で、通常1%還元のクレジットカードです。入会から6ヶ月間は常時開催のキャンペーンにより、2%還元になります。
入会直後に家電製品や旅行などの高額の出費があるなら、Orico Card THE POINTの利用がおすすめです。他社カード以上に素早くたくさんのポイントが貯まります。
貯めたポイントは500ポイント(通常5万円の決済で獲得可能)からAmazonギフト券などの景品と交換できます。
Amazonギフト券なら幅広い商品から好きなものを選べるため、使い道に困ることはありません。
年会費無料・1.2%還元のリクルートカード
リクルートカードは、年会費無料で1.2%の還元があるクレジットカードです。どこで使っても1.2%のポイントを獲得できるため、還元率の高さを最も重視するなら、検討したいカードです。
リクルートカードで貯めたリクルートポイントは、じゃらんなどのリクルート関連サービスやPontaポイントとも交換できます。
Pontaポイントなら、ローソンや昭和シェル石油など、街中で使える場所が豊富なので使いやすいですね。
初心者がクレジットカードを作る注意点は支払い回数と年会費優遇条件
初心者がクレジットカードを作成する場合、以下の点にも注意する必要があります。
- 選べる支払い回数
- 年会費優遇条件
「リボ払い専用」カードは手数料の発生に注意が必要
年会費無料などのカードの中には、支払い時に手数料発生の恐れがある「リボ払い専用」のカードがあります。リボ払い専用カードは、支払い残高に応じて、10数%の手数料が上乗せになります。
初月にまとめて残高を返済すれば手数料がかからないカードなら、申し込み時に返済額を限度額と同額に設定しておけば、手数料に悩むことはありません。
リボ払い専用カードは取り扱いが難しいので、初心者にはあまりおすすめしません。
年会費無料に条件があるカードもある
年会費無料のために、条件を設定しているクレジットカードもあります。
主な条件は、以下の3つになります。
- 利用金額○○円以上(カードにより金額は異なります)
- リボ払いサービスの設定
- WEB明細への登録
利用金額を設定している場合は、年会費を抑えるために無駄な支払いをしてしまうリスクがあるので気をつけてくださいね。
リボ払いサービスの設定は、支払いに対してリボ払いの手数料が発生するデメリットがあります。
WEB明細に登録すると、紙の明細書は自宅へ郵送されません。インターネットで会員サイトを閲覧し金額を確認するのが苦手な人は、不便に感じてしまいます。
クレジットカードをこれから使いこなしていく初心者には、年会費無料に対して条件がないカード選びをおすすめします。
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