クレジットカードは便利な決済手段ですが、使い方を間違えると生活を苦しめる危険性もあります。
ここではクレジットカード初心者に向けて、カードを持つ際の注意点を説明していきます。作成を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードを検討する際の注意点
よいクレジットカードと出会うには、カードの選び方が重要です。どのようにカードを選べばよいか、押さえるべき注意点を解説します。
本当に使うカードを申し込む
クレジットカードを検討する上で最も重要なのは、「自分がそのカードを本当に使うのか?」ということです。
カードは枚数が増えるとそれだけ管理に手間がかかります。カードの作成を検討する際には、自分のライフスタイルと適合するかをよく確認してから申し込みましょう。
カードを持つメリットを検討する
クレジットカードを検討する際には、カードを持つことで得られるメリットを確認しましょう。特典の内容などを比較検討して、自分に合う1枚を選ぶことが大切です。
ポイントには有効期限があることが多い
クレジットカードを持つメリットとして「ポイントが貯められること」が挙げられますが、多くのカード会社ではポイントに有効期限を設けているので要注意です。
ある程度までポイントを貯めないと交換できない場合も多く、交換可能なポイントまで貯められない可能性もあります。
クレジットカードでポイントを貯めたい方は、毎月カードでどれだけ購入するか検討してから申し込みましょう。
ポイント以外のメリットも要チェック
クレジットカードにはポイント以外のメリットもあり、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- カード会員限定の航空券を購入できる(JALカードやANAカード)
- カード会員限定の割引デーがある(セゾンカードやイオンカード、セブンカード・プラスなど)
- ガソリン・軽油・灯油がいつでも割引(出光カードまいどプラス、ENEOSカード Sなど)
クレジットカードを検討する際は、上記のメリットも合わせてチェックすることをおすすめします。
年会費無料にこだわる必要はない
クレジットカード初心者のなかには年会費無料にこだわる方もいるかもしれませんが、年会費のかかるカードでも特典で回収できるので問題ありません。
例えばイトーヨーカドーやセブン・イレブンなどで年間5万円以上の買い物をする方は、セブンカード・プラスを持てばお得に利用できるのです。
年会費無料にこだわるよりも、トータルでメリットがあるかどうかを検討するようにしましょう。
クレジットカードを申し込む際の注意点
クレジットカードを申し込む際には、いくつかの注意点があります。ここではカードが届いた直後も含めた5つの注意点を解説。しっかり理解してから申し込みましょう。
短期間に多くのカードを申し込まない
クレジットカードの申し込みにあたって、さまざまなキャンペーンや店頭での勧誘があります。
特に年会費無料のカードは「お得」の言葉につられて申し込みたくなりますが、短期間に多くのカードを申し込むことはおすすめできません。
クレジットカード会社が審査を行う際、個人信用情報機関にあなたの信用情報を照会するためです。
もし半年以内に複数の申し込みをした記録があると、それだけで審査に通過しにくくなる恐れがあります。
審査基準はカード会社により異なりますが、一般的には1ヶ月に2枚以内、半年に3枚以内とされています。クレジットカードを申し込む際は、この数を超えないよう注意しましょう。
申し込み情報の記入は正確に
申し込み書や申し込みフォームの内容が正確であることも審査の対象となります。
誤字脱字があると審査落ちとなる可能性があるので、不明な点は事前に確認し正確に記入するようにしましょう。
暗証番号は他人がわかりにくい番号を選ぶ
暗証番号はあなたの財産を守るうえで大変重要なものです。暗証番号が外部に漏れると、高額な買い物や多額の出金などの被害を受ける恐れがあります。
そういったトラブルを回避するためにも、暗証番号は「自分にわかりやすく他人にはわかりにくい」ものを設定しましょう。
特に生年月日や電話番号、車のナンバーなどは避けてください。
キャッシング枠をつけないこともおすすめ
キャッシングを使う予定がないなら、キャッシング枠をつけずに申し込むのがおすすめです。
クレジットカードの利用をショッピング目的に絞ることでカード会社にとってもリスクが少なくなるため、審査に通過する可能性がアップします。
カードが届いたら直ちに署名する
どのクレジットカード会社でも、「カードが届いたら直ちに署名すること」が利用規約で定められています。
多くのカード会社ではカードの盗難や紛失という事態にあった場合には支払いを免除する制度がありますが、署名がないクレジットカードは対象となりません。
自分の財産を守るためにもカードには必ず署名しましょう。
クレジットカードを使う上での注意点
クレジットカードは店舗で使う場面でも注意点があります。注意すべき主なポイントを見ていきましょう。
カードは厳重に管理し、貸し借りしない
クレジットカードや暗証番号は自分自身で管理し、決して貸し借りしてはいけません。たとえ家族間であってもカードの貸し借りは厳禁です。
家族でカードを使いたい場合は家族カードがおすすめ。多くのクレジットカードは家族カードの発行に対応しているので確認しておきましょう。
手数料不要の支払い方法を選ぶ
クレジットカードを使う際は、できるだけ一括払いなど手数料不要の支払い方法を選びましょう。
一括払いなら購入した額がそのまま引き落とされるので、ポイントなどの特典が得られる分トータルでお得になります。
分割払いやリボ払いの利率は年15~18%となる場合も多く、購入額よりも多額の支払いが必要です。
「リボ払いならポイント増量」などの特典を受けても、最終的には一括払いの方がお得になります。
お得だからといって、不要なものを買わない
クレジットカードのメリットの1つに、「手持ちのお金がなくても購入できる点」が挙げられます。
そのため「半額」「今がチャンス」などの言葉に踊らされ、ついつい不要なものまで購入しがちです。
しかし、クレジットカードで購入したものは後日口座から引き落とされます。現金で買い物する場合と同様、無駄なものは買わないことが大切です。
請求明細は必ずチェックする
カード会社からの請求明細は、引き落とし日の数日前までに必ずチェックしましょう。不明な内容がある場合は、早めにカード発行会社へ確認してください。
当日の0時過ぎから早朝の間に引き落とす銀行も多いため、引き落とし日の前営業日までに口座の残高を確認して入金を済ませておくことが必要です。
まとめ
クレジットカードにはさまざまな注意点があり、上手く利用するために知っておくべき大切な内容です。あらかじめ知っておくことで安心してカードを使えます。
クレジットカードを活用することで、あなたの生活を豊かにすることが可能です。守るべき点はきちんと守り、快適な生活になるよう役立てましょう。
参考:
【カードを持つメリット】
JAL「JALビジネスきっぷ」 ※JALカード会員限定
ANA「ビジネスきっぷ」 ※ANAカード会員限定
【いわゆる「申込みブラック」について】
ブラックでもクレジットカードが欲しい.com「申込みブラックとは何?」
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